工事を依頼する際、一般的な場合、業者に見積りを立ててもらうのが当たり前ですが、中には悪質な業者も存在しています。
顧客と会社の双方が納得できるような契約を結ぶためには、透明性のある見積りが求められます。

まずは見積りで注意すべきポイントを紹介します。

トラブルになりやすい見積書の例

・数値が一式になっている
詳細がわからない一式見積りには注意しなければいけません。
通常であれば、施工を行う範囲に合わせて料金を計算します。

しかし記載欄に「○○一式」の後に、金額の詳細がない場合は業者は曖昧に表記し数値を誤魔化そうとしている可能性があります。
場合によっては一式と記載せざるを得ない状況もありますが、安易な判断は被害を招く原因となるため明細を聞くようにしましょう。

・値段が極端
相場を大幅に上回る場合、上乗せ請求をしている恐れがあります。
一方、安すぎる場合は契約を交わす直前で別途費用が発生することを通知する業者もいます。

極端な料金が書かれていた場合、悪質な手口で契約を結ばれてしまう可能性もあるため注意しなければいけません。

対策方法

・相見積り
一社に絞るのではなく比較材料として複数の業者に依頼し、相見積りを取るのが望ましいです。
担当者の愛想が良い、会社の実績が長い等どれだけ信頼できそうな業者でも、まずは複数の見積もりを取るようにしてください。
見積書には金額以外にも、規約や注意事項などが書いてある場合もあります。
複数の見積もりを見比べることで、それぞれの会社に確認しなければならない新たな気付きが出てくる可能性もあります。

・相場調査
事前に費用相場を調べておくことも大切です。
ネットで調べれば、ある程度の相場価格が分かる場合があります。
例えば、相場まとめサイトや同業他社のホームページに記載してある工事価格などを参考にする手があります。

・一人で判断しない
見積書を自分だけの判断で決めないようにする方が懸命です。
社内のスタッフはもちろん、身近な知り合い等にも相談できる方がいれば一度話をしてみてください。
自分では気付けなかった懸念点が生まれてくるかもしれません。

見積りによるトラブルはあらかじめ防ぐことが可能です。
被害に遭わないためにも、今回ご紹介した注意すべき危険な例に注意を払い、しっかりと対策を行うようにしましょう。

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