大工工事の仕事内容

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大工とは主に建物の中心となる骨組み部分を建築します。
江戸時代前には大工という言葉は使われておらず右官と呼ばれていました。
仕事内容は大工工事、型枠工事、造作工事の3つの種類がありますが、大工工事として分類されるのは、建物の重要な柱や梁など構造部分を作ることがほとんどです。

他にも、設計通りに資材を切ったり仕上げたりする加工業務や建物の組み立て業務、設計図通りに打ち合わせをする事務なども含まれています。
チームとなって設計図通りに建物を作ったり作業を指揮したりするので頭を使うだけでなく、体力や技術そして知識も求められる仕事です。
しかし、自分が関わった工事は建物の一番大事な土台部分として形に残るため、とてもやりがいを感じやすい仕事です。

どんな人が向いているのか

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大工工事には様々な内容の業務がありますが、基本的には力仕事が中心です。
夏や冬でも基本は現場仕事となるため、体力や忍耐力が求められる場面も出てきます。
また、力だけでなく設計図を読んでその通りに組み立てることも求められます。

設計図はCADオペレーターがCADと呼ばれる設計ソフトで作図する場合がほとんどです。
現場仕事の場合でもCADに対する若干の知識も知っておいて損はないでしょう。

施工には他にも多くの人が関わりながらチームで仕事をするため、柔軟性や協調性も必要です。
建物を利用する方が今後安心して利用できることはもちろん、現場で施工する職人も安全第一で円滑に工事が進められるよう、しっかりとしたチームワークが求められます。

大工工事は大規模な施工も多く、施工期間はそれなりに必要となる仕事です。
そのため、設計図通りに目標に向かってコツコツと進めていく作業が多くなりますが、時間をかけたものが徐々に形になっていくやり甲斐や楽しさは他ではなかなか味わえません。
体を動かすことが好きな方や、コツコツ積み上げて何かを作り上げることが好きな人には向いているでしょう。